こんな企画、前代未聞!
スウェーデンの第二の都市、ヨーテボリという街には3400人近くのホームレスがおり、自分の家を持てない彼らはありとあらゆる場所に寝所を作って野宿をするなどして日々過ごしている。
ホームレスの現状を知ってほしい、支援の手を差し伸べてほしい、という思いから、スウェーデンの広告エージェンシーForsman&Bodenforsは「Faktum Hotels」という企画を立ち上げた。なんとホームレスの“寝所”を売りにするという。
「寝所」のプロ写真のクオリティにも注目
厳選された10箇所の寝所は公園の茂みや高架下などで、1泊の料金は100クローネ(約1300円)。とても普通なら泊まりたいと思えるような場所ではないし、実際売れそうにもない。
実は「ホームレスの寝所で宿泊体験をしよう!」という企画ではなく、この金額はホームレス自立支援のための寄付金に当てられることになる。ホテルを予約するような感覚で寄付ができるという試みで、最長で1年、36500クローネ(約50万円)の宿泊プランも用意されている。

Faktum Hotels
http://www.faktumhotels.com/