あの、チャリティー・モンスターがまた!
10日、中国で有名な大富豪、実業家で慈善家として知られる陳光標氏が、先月に中国国内で起こった反日デモにて、所有していた日本車を壊されてしまった中国人43人に対して、中国産の新車を1台ずつ寄付した。
リサイクル事業の成功で富を築いたという陳光標氏は、2008年の四川大震災でも被災者支援のための無料コンサート開催や、豚やひつじ3000匹を寄付した。
また、2011年の東日本大震災では、私設救援隊「チーム陳」を結成し、日本を訪れ福島県では廃墟に取り残された50代の日本人女性を救出したほか、食料や飲料水などの物資を届けたと自身のミニブログにて公開していたが、詳細は不明だ。
「売名?」斬新なパフォーマンスで新車を贈呈
中国メディアによると、陳光標氏が、反日デモによって日本車を壊された中国人に寄付したのは中国の大手自動車メーカー、吉利汽車(Greely Automobile)の新車43台で、購入費は総額500万元(約6200万円)。陳光標氏は北京で開催された贈呈式に緑色のスーツ姿で出席し、新車の上に乗って自転車を担ぎあげるといった謎のパフォーマンスを披露した。
彼のチャリティ・パフォーマンスは本国でも賛否両論で、「売名行為なのでは?」という意見も多く聞こえるという。日本のネットユーザーにも、「チャリティ・モンスター」のあだ名をつけられており、彼の行動を揶揄する意見が多く見られている。
陳光標氏は、今年8月にもニューヨーク・タイムズ誌に「釣魚島は中国の領土である」と英語と中国語で書かれた紙面半分の広告を掲載したことでも話題となっていた。

江苏黄埔再生资源利用有限公司(中国語)
http://www.jshp.com.cn/AFP BB
http://www.afpbb.com