若い力が評価され
先月末、国際的な人道支援団体プラン・インターナショナルが地元の青年たちと進めているコロンビアの津波警報システムプロジェクトがユネスコ・アウォードを受賞した。
このプロジェクトでは教育、科学、通信といったあらゆる見地から、津波のリスクを軽減するための対策を進めてきた。
このプロジェクトの対象地域となっているBahía Solano とNuquíは、コロンビアのなかでも特に津波による危険性が高い地域といわれており、このプロジェクトはニーズに即した的確なものと評価された。加えて、地域の若い力が中心となってこのプロジェクトをすすめてきたことが、受賞につながったとみられる。
長期的・持続可能な運営を
プラン・インターナショナル・コロンビアのディレクター、ガブリエラさんも「非常に創造性のある学生たちの主導によって実現したプロジェクトだ」と語る。
受賞団体には、このプロジェクトの研究費として賞金が贈与される。この研究費用を使って、プロジェクトを長期的に、持続可能な手法で運営をしていくことが期待される。
またプロジェクトのメンバーとなっている学生たちは、近々コロンビア・ボゴタ市で開催される津波対策の会議に学生のリーダーとして参加し国内の防災対策強化にも貢献していく予定だ。

プラン・インターナショナル
http://plan-international.org/about-plan/resources/news/