日常を一瞬にして奪われた子どもたちへ
4月20日に中国四川省でマグニチュード7.0の地震が発生し、これまでに報告された死者は190人以上、負傷者も12,000人にのぼる。孤立していた被災地には政府の救援部隊が入り、支援を進めている。
中国ユニセフは、5年前の大地震のときと同じく、子どもたちの精神的なトラウマに対する早急な支援が必要とし、現地の「子どもと女性委員会」と協力して“子どもにやさしい空間”の活動を強化している。
長期的な視点で生活環境を改善する支援
ユニセフ中国事務所は公式ミニブログに、「子どもたちを守るためにおとながどのように行動したらよいのか」をまとめた指針を掲載し、子どもの不安や恐怖を緩和するよう促している。
もちろん精神的サポートだけでなく、ユニセフは政府の医療・保険行政と協力して、MMR(はしか、おたふく風邪、風疹)ワクチンや肝炎ワクチン、乳幼児の栄養支援、衛生キットや簡易トイレなど、被災地の保健施設に対する支援の準備も進めている。
さらにこの震災をきっかけに、衛生改善の取り組みが子供たちの生活をより良いものにする長期的なシステムを作り出すことを目指している。

中国ユニセフ(中国語)
http://www.unicefchina.org/cn/donate/now/75