将来の音楽家を助けたい
神奈川県在住のバリトン歌手崔宗宝さん(中国 北京市出身)は、被災地(岩手、宮城、福島)の音大生を対象として奨学基金を設立した。
昨年の3月、災害で奪われたものは命のみではなく、若者の将来、未来。音大生が音楽を続けていくには、資金も楽器も必要だ。しかし、日本の音楽界の将来をになう若手音楽家の道をとざしたくないという思いで、チャリティコンサートを開催し続けた。
奨学基金を設立
コンサートの収益、募金を集めそれらを資金に奨学基金を設立。奨学生に選ばれると、5年間で100万円の支援が得られる。崔さんは「ジャンルは問わない」と話しており、広く公募をしていく予定だ。
次のチャリティコンサートは3月18日午後2時から、海老名市上郷の市文化会館で開かれる。中国から一流の音楽家仲間を呼んでの開催だ。
支援の輪は海をこえている、日本に住む私たちも「何かの支援」を常に考え続けていくべきだろう。

崔宗宝公式サイト
http://www.sai-soho.com/index.htmlカナロコ
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1202220012/