すべての子どもたちにパソコンを
スイス出身でサンフラシスコを拠点に活躍中のデザイナー、イヴ・べアール氏が途上国の子どもたちのために現在開発中の「100ドルタブレットPC」が完成間近だという。
これまで数多くのヒット作を生み出してきたべアール氏が現在、最も力を注いでるプロジェクトのひとつが「One Laptop Per Child」(OLPC)。これはニコラス・ネゴラポンテ氏が設立した「子ども1人に1台のコンピュータを」と活動しているNPO団体で、べアール氏はこれまでに同プロジェクトのために価格100ドル(約8000円)のノートパソコンを開発。このノートパソコンはこれまでに世界25か国、2400万人の子どもたちに配布された。現在開発中のタブレットPCはその続編ともいうべき作品だ。
ノートパソコンに比べ、小型で軽量、しかもコスト効率も高いこのタブレットPCはソーラーパネル付きで太陽光での充電が可能。また、子どもが手荒に扱っても壊れにくいように頑丈に作られており、耐久性にも優れているため、対象とする環境に完璧に適合していると大絶賛されている。
このタブレットPCは10月に生産を開始、その後アルゼンチン、ブラジル、リビア、ナイジェリア、ルワンダとウルグアイに配送される予定だ。

イヴ・べアールのデザイン会社 Fuse Project
http://www.fuseproject.com/index.phpCNN JAPAN
http://www.cnn.co.jp/tech/30005720-2.html