1000台目となるウイッグを寄贈
27日、チャリティ団体Little Princess Trust(以下、LPT)は、癌患者の少女に同団体1000台目のウィッグを寄贈した。
このチャリティ団体は、2005年6月に腎臓癌で亡くなったHannah Tarpleeの両親が中心となって立ち上げたもの。当時のHannahの年齢はたったの5歳だった。
治療の過程で髪が無くなっていくことを恐れていた彼女を見守る中で、ほかの子供たちを助けたいと考えるようになったとHannahの父は語る。1台のウイッグにかかる費用は、およそ500ポンド。費用を負担するのは、LPTの支援者たちだ。
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病気を克服するための大きな一歩
今、LPTのオフィスはヘアサロンと連結したHereford Cathedral中学校を拠点としている。中学校の生徒たちがヘアサロンで髪を切った後、それを提供してもらうことが可能なのだ。
LPTの創設者の一人であるWendy Tarplee-Morrisは語る。
「ウイッグを装着することは、少女たちにとって病気を克服するための大きなきっかけになるだろう」
1000台目のウイッグは、ロンドンに住む9歳の少女に寄贈された。彼女はクリスマスの前週に化学療法を始めたばかりだという。

Little Princess Trust
http://littleprincesses.org.uk/