ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とサントリーホールディングス株式会社が東日本大震災の復興支援
13日、
サントリーホールディングス株式会社と
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が2012年4月、公益財団法人サントリー芸術財団に「
ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金」を設立すると発表した。
「
ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金」は音楽を通じて、被災地はもとより日本全体に活力を与える支援活動を継続して実施する目的で設立した。
この基金は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団からサントリーホールディングスを通して100万ユーロの寄付の申し出があり、長年、同楽団の日本公演のパートナーとして信頼関係を、つちかってきたサントリーグループもこの主旨に賛同、同額を拠出してマッチング・ファンドとして設立した。
ウィーン・フィルのクレメンス・ヘルスベルク楽団長は語る
クレメンス氏は支援に至るまでの過程を
「1956年より55年間、日本を訪れてきました。わたしたちオーケストラにとって日本はとても大切な国です。今回の震災でわたし自身大変心を痛めています。音楽の力によって勇気を感じて欲しいという思いから、復興支援として、10月18日(火)に東京・サントリーホールでチャリティコンサートを開催します。また、それだけでは十分でないと感じ、寄付を申し出ました」
と語った。(チケットぴあによる)
ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金の活動内容
2013年から2022年までの10年間、全国の音楽団体から同基金の目的に沿った活動を募集し、「
音楽復興祈念賞」を授与し、助成金を交付する。また、2012年から5年間にウィーン・フィルの楽団員が被災地を訪問し、「
こどものためのコンサート」を開催する。
なお、ウィーン・フィルは東京・サントリーホールにおいて、10月17日(月)と19日(水)に公演が開催される。チケットは追加席を発売中だ。
サントリーホールディングス(株)は、東日本大震災の被災地義捐金として、清涼飲料・ビール類、缶製品の売上1本につき1円を積み立て合計約40億円を寄付することを決定しているという。
チケットぴあサントリーホールディングス株式会社