山口達也が東日本大震災後、初めて「DASH村」に入る
25日、人気グループTOKIOの山口達也(39)が長寿人気番組の日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!!」の主要なロケ地でもあった福島県浪江町の「DASH村」に、東日本大震災後初めて入ったことを発表した。山口は東京都内の会見で
「もうDASH村には入れないと思っていた」
と涙で語った。
福島県双葉郡浪江町の地図
TOKIOの公式サイトでの震災後のメッセージには、被災者の安否を心配し、地震があった当日にも、東北地方で仕事をしていたメンバーが居たことを記している。最後には、僕らに出きる事を取り組み続け、一人でも多く人の無事を願っていると結んでいる。
東日本大震災による原発事故の影響で、原発から約25キロ離れたDASH村は計画的避難区域となった。6月にJAXA(宇宙航空研究開発機構)から番組側に「DASH村で放射性物質のデータ採集と実験をしたいという依頼がきっかけで、今回立ち入りが実現した。
JAXAは宇宙での食糧自給自足をテーマに研究しているが、今回は『ヒマワリが土壌の放射性セシウムを吸収するのか』という実証実験を行いたいとの意向だ。この提案に
「その後の村がどうなっているのか見たい」「行って、現状を責任を持って伝えたかった」
との思いがあった山口の強い意向で、実験の実施が決まった。
3月11日以来、約4カ月ぶりに、防護服姿で放射性物質に汚染された土壌の浄化実験を行うために“第2の故郷”に入った山口は
「村が荒れ放題になっていたのは寂しかった」
ポツリと漏らしたという。
DASH村内、作業に防護服と防塵マスクを着用
7月16日、浪江町の許可を得て山口は農作業や動物の飼育などを続けてきたDASH村に足を踏み入れた。
「久しぶりに入れてうれしかった」という半面、「こんなに草ボーボーになっちゃうのか」と衝撃も受けたという。
2時間限定の屋外作業に防護服と防塵マスクを着用し、ヒマワリの種を植えた。8月22日にも入村し、育ったヒマワリや周辺土壌などを採取した。
山口たちの今後の活動は、解析中のデータ次第で決まるが
「ヒマワリを足がかりにDASH村を取り戻したいし、地元の人々の手助けにもなればいい。」
との被災地とDASH村復興への強い思いを山口は語った。

サンスポ・コム
http://www.sanspo.com/geino/news/110826/gng1108260505001-n1.htmTOKIO 公式サイト
http://www.johnnys-net.jp/j/artists/tokio/