寄付とは?
今回の東日本大震災では、被災した地域、人々に対し、多くの人が心を痛め、寄付、ボランティア活動など率先して行っている。
日本赤十字社に寄せられている義援金も、5月26日現在で
2088億円を超える。
ところで、この善意の寄付だが、子どもたちから、素朴に「
寄付とは何か?」と聞かれたら、なんと答えたらよいだろうか。震災への寄付のように、はっきりと「目に見える」寄付はわかりやすい。しかし、もう少し「見えにくい」寄付というものが存在する。それが、
民間非営利団体への寄付などだ。
民間非営利団体の悩み
民間の草の根活動としての「
民間非営利団体」は、その資金を「
寄付」に頼らざるを得ない。しかし、有限会社アーツブリッジの
伊藤美歩氏は、
「寄付金集め」というと日本ではまだネガティブな印象をもたれることが多いようです
という。
この伊藤氏も呼びかけ人の一人となっている「
日本ファンドレイジング協会(以下、
JFRA)」は、いわばこのような
民間非営利団体の
資金調達(
ファンドレイジング)を間接的にサポートする団体。すなわち、寄付集め=資金調達のマイナスイメージを払拭するための「
寄付文化の革新」を目指す、それが
JFRAだ。
子どものための寄付教育
そして、この
JFRAが来る7月5日に「
子どもの寄付教育を考える」セミナーを開講する。
対象は、
教育機関関係者の方々、金融教育等へ関わっている方々、子どもへの寄付教育に関心のある方
など。誰でも参加可能。セミナーでは、同協会の実施した「
寄付の教室」の活動報告ほか、世界の寄付教育についての講演や、「日本で寄付教育を進めるために」というテーマでパネルダイアローグなどが行われる。
民間非営利団体の活動に関わる人にとっては必見のセミナーと言えそうだ。
「子どもの寄付教育を考える」セミナー詳細
・日時:2011年7月5日(火)
18:30-20:30(開場18:00)
・場所:日本財団ビル2階 会議室1・2・3・4
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html
・ 参加費: 会員1,000円 非会員 2,000円
第1回ファンドレイジングセミナー「子どもの寄付を考える」日本ファンドレイジング協会日本赤十字社
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