鈴木杏が、東電救済法に怒る
女優、鈴木杏(Anne Suzuki)が8月5日の未明に自らのツイッターで
「原発賠償支援法。なんですか? 責任逃れいらないです」
と、脱原発発言をしたことがネット上で話題を呼んでいる。
原発賠償支援法は、一部からは「東電救済法」とも呼ばれているもので、東京電力が破綻(はたん)しないように、国のお金で支援をするという法案だが、その不条理さに、24歳の鈴木杏が怒った。そして・・・
「正直なにをどうしたらいいのかはわからない。だけど、責任はちゃんと、しっかり持っていたい。できることは少ないかもしれないけれど、でも、思いは東北に福島に。忘れることなんてできないよ」
と、思いを語った。
5月31日に都内劇場で映画『軽蔑』のチャリティ上映会が開催され、主演の鈴木杏も出席し、自身が演じた真知子という役柄について
「むき出しのまま取り繕わずに生きられる強さがある。私は臆病で、人を傷つけたりするのが嫌で、(衝突を)かわしながら生きているところがあるけど、マチにはそれがない。強いところも弱いところも含めて、ひたむきなんです。それと“女”って感じがかっこいいと思いました」
と、語る彼女に原発への思いが何かあったのだろうか?
原発のCM出演を後悔
鈴木は5年前に原子力発電環境整備機構のテレビCMに出演した事について
「私は東京に生まれて東京で育ちました。生まれた時には原発があってそれにあやかって生きてきました。廃棄処分のCMもやったことがありました。今、生まれて初めて後悔というものをしています。私は知らなすぎました。だから、だからこそ馬鹿ながらに脱原発、声をあげます」
と、出演したことへの気持ちをツイートした。
一連の鈴木杏の思いがけないツイートに、ファンからは心配の声が上がっているが
「あたしそんな簡単に潰れない。ありがとう」
という力強い言葉を返している。しかし5日のツイートでは、感情的になってしまった。安易に「後悔」という言葉を使うべきでなかったと反省の気持ちも見せた。彼女の一連の脱原発発言による波紋は、どのような広がりを見せるのか注目される。

鈴木杏・オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/anne-al/鈴木杏・twitter
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