震災チャリティーの趣旨で開催
3月18日から10日間に渡り開催されていた第3回沖縄国際映画は27日、大盛況のなか閉幕しました。今回の映画祭は復興支援を目的としており、世界の映画界からその趣旨に賛同の声が集まっています。
会場で受け付けた募金は1000万円以上となったほか、2冠に輝いた「阪急電車 片道15分の奇跡」など受賞作品や地元企業からも寄付が相次ぎました。10日間で集まった募金・寄付総額1851万9189円にのぼり、義援金として被災地へ届けられます。
また映画祭の趣旨に賛同するAKB48のメンバーによるミニライブも行われて寄付が呼び掛けられ、沖縄のファンが応える場面もありました。
韓国の映画祭へチャリティ精神引き継ぎ
映画祭の取り組みは広がりを見せています。10月に行われる釜山国際映画祭のイ・ヨングァン執行委員長からは既に具体的な申し込みがあったといいます。
沖縄国際映画祭の運営を手掛けた吉本興業からは、被災地などの避難所で上映するのにふさわしい作品を推薦してほしいと要請したところ、推薦作についていち早く選定することを約束とのことです。また、映画祭のスタッフは「私たちにもできることが、きっとある。」と書かれたTシャツを着用するそうです。
今後世界各地で開催される映画祭へ支援の輪が広がることが期待されます。

沖縄国際映画祭-
http://www.oimf.jp/jp/index.php