被災経験から生まれたゼッケン
阪神大震災でで被災した神戸市民が作る団体「デザイン都市・神戸推進会議」が被災経験を活かして作成したゼッケンが話題を呼んでいます。災害ボランティアが被災地で活動する際に、得意分野別に色分けして「これができます」とアピールするゼッケンです。
阪神淡路大震災では多くのボランティアが支援に入りましたが、何をしたらいいのか分らず帰るケースも多かったそうです。そこにはボランティアが自分のスキルを周りに伝えられていなかったことや、被災者との意思疎通が上手くいかなかったという問題点がありました。
阪神淡路の経験を活かし、ゼッケンを付けている人が一目で何ができるかを知らせることにより、被災者も助けを求めやすくなります。デザイン都市・神戸推進会議では、是非この情報を広めて、現地で使ってほしいとしています。
色違いゼッケンで分りやすく
「できますゼッケン」は色の違いにより得意分野を示しています。赤=医療・介護、青=ことば、緑=生活支援、黄=専門技能となっており、白いスペースには得意分野の中でも専門的にできることを書きます。
このゼッケンはリンク先のページからダウンロードし、利用することができます。受け入れ態勢が整ってボランティアとして現地に入る人はこのゼッケンを付けて支援にあたってもらえるよう、呼び掛けています。
被災経験に基づいた貴重なアイディアです。被災地のボランティアセンターなどにこの情報を伝えてゼッケンを広めてください。
デザイン都市・神戸推進会議「できますゼッケン」