東日本大震災の甚大な被害を受けて、各方面から救いの手が差し伸べられている。14日、カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの代表取締役会長兼社長、柳井正(62)が個人で被災地、被害者に対し10億円を寄付することを発表した。
米誌フォーブスが発表した世界長者番付によると資産総額76億ドル(約6226億円)という大富豪の同氏。役員報酬だけで3億円の収入を得ているカリスマ経営者だが、一方で災害時には率先して寄付活動を行っている。
同社発表によると、被災地には先の個人寄付を除き、会社内グループ5社で3億円、全世界のグループ従業員約4万7000人の有志から1億円を贈る他、支援物資として防寒衣料ヒートテック30万点、肌着、ジーンズ、タオルなど7億円相当の寄贈をする。