信頼できる機関への振込を
震災から1週間がたちました。自衛隊、消防などの懸命な救助や災害ボランティアによる現地での昼夜を問わない支援が続いています。日本全国ではボランティア希望者が活動できるときを待っています。
今国民にできる一番の支援は募金です。なんとかして力になろうと街頭や義援金受け付け機関などへの募金をしている人も多いことでしょう。
しかし、全国で義援金募集を語った詐欺が横行する忌々しき状況があります。義援金を集めるために市の職員や団体関係者から電話がかかってきたり、訪問を受けるということはありません。募金は受付け窓口か、振込の場合も受付け先を良く確認してください。
実際に起きた震災詐欺被害例
震災詐欺は被災者の力になりたいという人の心を逆手に取った許されざる行為です。善意を無駄にしないためにも、事例を知って詐欺グループへの募金は絶対にしないようにしてください。
消費生活センターが注意を呼び掛けている過去の震災後にあった例です。
・公的機関のような名称で、家屋の耐震診断のチラシ広告を配布する
・古布団を寄付した人に高額な布団のリフォームを勧誘する
・日赤などの名をかたり「担当者」の個人口座に義援金を振り込むように電子メール、はがきを送り付ける
既に今回の震災でも全国で現金の振り込みや貴金属の寄付を呼び掛ける電話や訪問が相次いでいます。ネット上でも振込を呼び掛けるメールや書き込みが増えています。狙われているのは通常の詐欺被害に多い高齢者のみならず、善意を持った全国民です。
不審に思った場合は警察や最寄りの消費者センターなどに相談するようにしてください。
警察庁振り込め詐欺対策