防災や災害時のリーダーを認定
日本各地や世界中で火山噴火や地震による災害が起きています。今までは災害が起きると地区の市民活動団体や自治体が中心となって復興支援などの活動にあたってきました。日本各地では同様の災害を経験した人同士がボランティアで駆けつけて支援するという温かい輪が広がりつつあります。
今年の4月、防災に関する新しい資格が誕生します。防災や災害時にボランティアで現場の指揮を執る「社会貢献活動支援士」です。平時は地域のボランティアサークルや企業の社会貢献、地域の防災などで活動し、災害時には経験とネットワークを生かして必要な支援、現場をリードする働きをします。
資格の概要と取得方法
資格を認定するのは「社会貢献学会」で、工学院大学、東北福祉大学、神戸学院大学がベースになっています。
資格は3大学におかれた専門カリキュラムの単位取得、または社会貢献活動経験3年以上で所定の講習を受けた後、認定試験に合格すれば取得できます。経験が5年以上ある場合は、認定試験は免除となります。
資格の有効期限は3年です。この間に講習や実践に参加することでポイントがもらえ、一定のポイントを集めると更新できる仕組みになっています。支援士は情報入手や研修のため、社会貢献学会への入会が義務付けられています。
災害の時は迅速で的確な判断が必要とされますが、知識と共にスキルを持ち合わせた活動家を育成するプログラムとなっています。身近に頼れるリーダーがいれば安心できますが、自分の身を守るのは結局自分。自分も他人も守れる新しい資格の取得にチャレンジしてみてはいかがでしょう。
社会貢献学会