善意を餌食にする偽の慈善団体
消費者局大臣は、クライストチャーチの地震を利用して、ニュージーランド人の善意を餌食にするEメール詐欺について人々に警告した。
局の監視機関、『Scamwatch』ではすでに、『Donate4Charityニュージーランド』と主張する、“ジェームズ・マッコイ”という者からメールが送られて来た、との報告を受けている。
これは、正当なイギリスの慈善団体の名前と、そのウェブサイトのアドレスを使用する詐欺であり、ニュージーランド人に、クライストチャーチ地震の被災者のための、海外の寄付を受け入れるように要求している。また、受信者は寄付金の10%分の報酬と引き換えに、偽の慈善団体のニュージーランド支部管理者になることが出来る、とも謳っている。
電子メール詐欺の特徴と対処
同局によれば、プレゼントがある電子メール詐欺の兆候としては、一般的な電子メールアドレスや、下手なつづりや文法、お金の分け前の提案などが含まれている。
同局は、電子メールを削除し、『Scamwatch』にそれを報告するよう人々に促した。また、ニュージーランドの慈善事業委員会は、慈善団体は慈善団体が登録するウェブサイトで確認できると注意している。
大地震の直後で正しい情報が得られにくい状況のため、このような詐欺にはより冷静な判断が必要とされる。これから寄付や慈善活動を考えている方々には、くれぐれも注意して頂きたい。

Otago Daily Timesの記事
http://www.odt.co.nz/news/national/148933/quake-scam-warning-issuedScamwatchのウェブサイト
http://www.scamwatch.gov.au/content/index.phtml/itemId/693900