ショートフィルムで改善を訴える
BBC放送は、スコットランドのがんを克服した人たちが、がん患者を支援する慈善団体、「マクミラン・キャンサー・サポート(Macmillan Cancer Support、以下マクミラン)」のキャンペーンを支援するため、彼ら自身が出演する、「今日のがんケアを変えよう(Change Cancer Care Today)」というショートフィルムを発表したと報じている。
スコットランドではがんの生存者が18万人で、その数は今後20年間で倍増すると予想されている。
治療後の実態
マクミランによれば、がんを克服した5人の患者のうち1人は、長期にわたって心理的、または物理的な問題を抱え、多くの人が病院治療終了後に見捨てられたと感じている、とのこと。
そのため、マクミランは、診断時から治療終了後のサポートを提供する臨床専門看護師を、すべての患者に付けることを保証するよう、次のスコットランド議会に要請している。
マクミランのディレクターを務めるエルスペス・アトキンソン氏は、「もし患者が、医療従事者に診てもらう必要がある、もしくは診断を必要とする時がわかるような情報を得られれば、病院にとっても不必要な予約を減らすことができるでしょう。」と話している。

マクミラン・キャンサー・サポートのウェブサイト
http://www.macmillan.org.uk/Home.aspxBBC放送の記事
http://www.bbc.co.uk/news/uk-scotland-12328447