●●店経営者からのは寄付はダメ？!

寄付に関して、最近アメリカ・フロリダでちょっとした論争を巻き起こしている話がある。主人公の名はジョー・ロドリゲスさん。

彼は貧しい子どもたちのために、最近５年間で何万ドルも寄付をしてきた。先々週も、貧しい家庭の多い地域にある小学校に、1万ドル（約81万円）を寄付した。(Miami Herald)

【image】"second grade writing class" by wwworks
しかし、現在この学校は彼に寄付金の返還を考えているところだという。なぜそんなことになったのかというと、それはロドリゲスさんの現在の職業にある。

彼はフロリダでストリップ・クラブを何軒も経営するオーナーなのだ。学区の方針では「風俗店や入れ墨店、ペインクリニック、中毒を誘発するような企業からの寄付は受け取れない」ことになっている。(The Palm Beach Post)
これまでロドリゲスさんは、正式に基金を設置し、合法的なチャリティ活動によって寄付金を募ってきた。

この話が公になってからというもの、子どもへの道徳・教育的な配慮や性風俗が抱える人権問題などから学区の方針を支持する側と、ロドリゲスさんの寄付が法的に何の問題もないことから、この寄付金を返す必要はないという立場の人との間で、ちょっとした論争になっている。

あなたならどう考えるだろうか。



"EXCLUSIVE: District wants $20,000 in donations to poor school paid back to strip club owner" (The Palm Beach Post)
http://www.page2live.com/2011/01/22/exclusive-district-wants-20000-in-donations-to-poor-school-paid-back-to-strip-club-owner/

"Strip club owner's donation to Roosevelt Elementary causes stir" (Miami Herald)
http://www.miamiherald.com/2011/01/29/2041548/strip-club-owners-donation-to.html

"Strip club owner's gift to school stirs controversy"(Orlando Sentinel)(市民へのインタビュー映像あり)
http://www.orlandosentinel.com/news/local/fl-strip-club-donations-20110130,0,3164266.story

---