株式会社クリニカル・トライアルがAアイスバケツチャレンジに関する意識調査を実施
ヘルスケアサービスを行う株式会社クリニカル・トライアルが、生活向上WEB上で「アイスバケツチャレンジ」に関するアンケート調査を実施した。
生活向上WEBは疾患、服薬データを活用した50万人のヘルスケアリサーチパネルであり、病気に関するさまざまなアンケートリサーチを実施している。
調査対象は全国の10歳以上の男女1157名で調査期間は今年の8月26日~8月31日の間行われた。
「アイスバケツチャレンジ」に関するアンケート結果
「アイスバケツチャレンジが始まる前から、ALS(筋委縮性側索硬化症)をご存じでしたか?」というアンケートに対して43.3%が知っていた、名前は聞いたことがあるがどんな病気か知らなかったが22.0%、知らなかったが34.7%と意外にもこの活動を知る前から知っているのが半数少々いた。
次に「アイスバケツチャレンジが始まる前から、募金をしていましたか?」というアンケートには56.2%の割合が募金する気はないと回答した。
3番目に「アイスバケツチャレンジが始まってから、ALSに関してどの様な病気か調べましたか?」と質問をすると80%以上の割合が「調べていない」と判明した。
「認知度向上のためにも良いと思う」の割合が34%。「チャリティをイベント化するものではない」がほぼ同数であり、賛否がほぼ並ぶ結果となった。
アイスバケツチャレンジは、多くの人が参加したことで数億円の寄付を生むことはできた。
しかしALS(筋委縮性側索硬化症)という病気への認知を高めるには至っていないことが判明した。
疾患に対する意識向上には、いろいろな施策を、継続的に行う必要がありそうだ。

【ALS】アイスバケツチャレンジ後でも、81.4%がALSに興味なし-Dream News-
http://www.dreamnews.jp/press/0000098901/第十三回 ALSアイスバケツチャレンジに関する意識調査
http://www.seikatsu-kojo.jp/research/vol13.php