売上金ではなく寄付証明で節税を
海外のファッションブランドECサービス「waja」などを運営する株式会社wajaが、7月1日から社会貢献型ECサイト「FASHION CHARITY PROJECT(以下、FCP)」をスタートさせた。
(画像は FCP より)
FCPで販売されるのは「ドナー」と呼ばれる商品提供者から出品された約560のファッションブランド商品で、新品や新古品、中古品など。欲しい商品を見つけた利用者は「サポーター(購入者)」となり商品を購入するが、売上金はドナーがあらかじめ指定したNPOに寄付される。
寄付を受けたNPOは寄付金証明をドナーに対して発行するため、寄付金控除というかたちで節税が可能になる。
ドナーのメリットはここ!
不要なブランド品を寄付したいドナーは、まずFCPに申し込み、委託キットを送付してもらう。寄付品を段ボールに詰めて配送業者に集荷依頼をしたら、査定、商品ページ作成などの作業はすべてFCPが行ってくれる。
商品が売れると売値の最大50%が寄付金控除の対象となるため、買い取り業者に引き取ってもらうより「お得」だとFCPは説明している。また、手数料や配送料なども一切かからない。
日本社会には寄付文化が根付いていないといわれているが、近年は「ふるさと納税」や寄付金付き商品の増加など、寄付の窓口が増えてきている。
FCPの特徴は、寄付側(ドナー)のメリットをしっかりとアピールしている点にもある。こういった流れが、今後日本の寄付文化を育てていくことに繋がるのかもしれない。

FASHION CHARITY PROJECT
http://www.waja.co.jp/fcp/株式会社wajaのプレスリリース
http://www.waja.co.jp/