新しい産業をつくろう
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県東松島市で、音楽で街を復興しようという「REPLAYプロジェクト」がスタートした。プロジェクトの主催はREPLAYプロジェクト実行委員会。
(画像はプレスリリースより)
このプロジェクトは、東松島市で被災地産の木材を使用したオルゴールをつくるというもの。日本の著名アーティストの楽曲をオルゴールにすることで、東松島市の雇用創出を実現する。
利益の一部は地元の小中学校への楽器寄付に使う。また、音楽イベントを開催して地元の活性化、新たな観光資源の創出をめざす。運営スタッフは、東松島市民を優先的に雇用する。
復興が進まない沿岸部
震災による東松島市の被害は、死者1,100名、家屋の全壊および一部損壊は14,564世帯にのぼった。これは市内全世帯の97%にあたる数字だ。
津波で大きな被害を受けた沿岸部では、人口流出や企業の撤退が深刻な問題となっており、家や家族、仕事を失った沿岸部の住民は、いまだ先の見えない状況のなか、不安な日々を送っている。
(画像はプレスリリースより)
実行委員会は、地元の商工会や一般社団法人東松島みらいとし機構、地元の木工会社の協力を得て、街の復興をめざし活動を開始した。
生産されるオルゴールはすべて受注生産で、販売開始時期や注文方法については今後ホームページにて案内される。また、運営スタッフの募集要項は、既にホームページ内で案内されている。

REPLAYプロジェクト
http://replay-music-project.jp/REPLAYプロジェクト実行委員会のプレスリリース(atpress)
http://www.atpress.ne.jp/view/45834