仙台のNPO「杜の伝言板ゆるる」が発行
宮城県仙台市のNPO法人杜の伝言板ゆるるが、3月31日に記録冊子『3.11 NPOの記録 ーあの時、宮城のNPOはどう動いたかー』を発行した。
(画像は杜の伝言板ゆるるブログより)
杜の伝言板ゆるるは、1996年からNPO法人として活動しており、宮城県内のNPO法人やボランティアに関する情報収集、情報提供などを行っている。「月刊 杜の伝言板ゆるる」では、2011年5月号から特集記事『復興への道』を連載し、地元のNPO法人の活動を伝えてきた。
あの災害の中、彼らはどう動いたのか
今回発行された記録冊子は『復興への道』の集大成となる。2011年3月11日、それまで災害復興とは無縁の活動をしていた地元のNPOが、未曽有の災害に遭いどう動いたのか。
冊子は2章構成で、第1章ではNPO法人杜の伝言板ゆるるの震災当時の動きが記されている。第2章では、震災前から活動していたNPO法人がどのように震災をむかえ、どう動いたのかが、各NPOのキーパーソンの動きを軸に描かれている。
後世への参考に
震災後、被災地には国内外から官民の救援団体が駆けつけた。メディアに取り上げられるのはどうしても規模の大きな団体が多くなり、地元で地道に活動していたNPOにスポットが当たることはあまり多くなかった。
『3.11 NPOの記録 ーあの時、宮城のNPOはどう動いたかー』では、大きなメディアには取り上げられることの少ない地元のNPOの活動を記している。
また、今後どこかで同様の災害が起きた時、この冊子が活動の指針を指し示すことができれば、という思いも込められている。

特定非営利活動法人 杜の伝言板ゆるる
http://www.yururu.com/「杜の伝言板ゆるる」のゆるブロ
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