ドイツからの贈り物
4月12日に、宮城県石巻市寄磯(よりいそ)地区に集会所「海友館ドイツハウス」が完成し、落成式が行われた。
この集会所は、ドイツ赤十字社を通じて日本赤十字社へ送られた、海外救援金で建てられた。
落成式にはドイツのシュテファン・ヘルツベルク駐日公使、亀山石巻市長などが参加した。
「集会所の建設にあたりドイツ本国の皆さまには、心から感謝申し上げます。この集会所が地域の人と人とを結び、絆を大切にする大きな懸け橋となってほしい」
(引用は日本赤十字社 東日本大震災活動レポートより)
とドイツへの感謝と集会所を通じた地域振興への期待を述べた。
(画像は日本赤十字社 東日本大震災活動レポートより)
もう一度人の集まる場所をつくる
寄磯地区は、東日本大震災で甚大な被害を受け、住民が集まる集会所も全開した。地区の振興のために、人々が集まることのできる建物が必要となっていた。
集会所は、復興に向けた会議や地域の様々な集会に活用されるほか、住民の健康をサポートする活動や、子どもたちや高齢者のレクリエーションに役立てられる。
建物の一角には、ドイツからの支援に感謝する看板が掲げられている。人と人との絆は地域だけでなく、遠く海外へもつながっている。

日本赤十字社 東日本大震災活動レポート
http://www.jrc.or.jp/shinsai2011/saiken/