市を挙げた献血キャンペーン
マニラ・ブリティン(Manila Bulletin)出版によると、フィリピンのパラケーニャ市は、命を救うために不可欠な血液の供給を確立するため、国家努力の貢献として、フィリピン赤十字リサール支部で献血活動を行うと発表した。
市当局は、市民にパラケーニャ市のスポーツ複合施設で金曜の朝8時から夕方5時まで開かれる献血活動に参加するよう呼びかけている。このキャンペーンは市長であるフロレンシオ・バーナベ氏の誕生日にもあたる。
バーナベ市長は、「その人の誕生祝いに同胞へ貢献するということは素晴らしい方法です。私たちはすべての対象市民に、他人の命に繋がる活動に貢献するよう呼びかけます。」と述べている。
事前の条件チェックが必要
ドナーは18歳から65歳、そして親の同意を得た16、17歳が対象となり、最低体重が110ポンド、もしくは50キロ以上で、正常な血圧、脈拍、ヘモグロビンである人に限られる。ドナーはまた、十分な休息と最低でも6時間の睡眠を取り、24時間以内にアルコールや薬物を摂取せず、脂肪を含む食品を避け、水分を多めに取っておく必要がある。条件を満たしたドナーは、医師による一連のテストや健康診断を15分ほど受けることになる、とのことである。
国内でも、日本赤十字社の血液センターが誕生日献血や二十歳の献血を呼びかけているため、誕生日に献血をする、と言う人も少なくない。日本での献血の場合、パラケーニャ市のドナーの条件とは異なるので、献血に行かれる際は、赤十字献血センター、もしくは最寄りの血液センターのウェブサイトで確認することをお勧めする。

日本赤十字社のウェブサイト
http://www.jrc.or.jp/index.htmlマニラ・ブリティンのウェブサイト記事
http://www.mb.com.ph/articles/301906/blood-donation-set-para-aque