米国で「弁当」を広めたい
米国ニューヨークで日本式の「弁当」を製造・販売するBentOn(ベントオン)は、低カロリーでヘルシーな弁当を販売し、その価格の一部をアフリカの給食プロジェクトに寄付するというキャンペーンを1月27日~2月14日まで行う。
BentOnは、健康意識と共に日本食への人気が高まっている米国で日本のお弁当を広めようと、「弁当」を「BENTO」と書いて製造・販売を行っている。単なるランチボックスではなく、様々なおかずを見た目にもおいしそうに詰め込んだ日本スタイルのBENTOは多くの米国人に受け入れられ、ニューヨークにフードセレクトショップ「BentOn Cafe」もオープンしている。
ミシェル・オバマ大統領夫人が子供の肥満問題に取り組んでいることからも分かるように、米国では肥満による健康問題が大きな社会問題となっている。BentOnは700キロカロリー以下で、アンチエイジング効果の高い食材を利用した「アンチエイジング弁当」を販売し、1個につき25米ドルをアフリカで十分な食事を得られない子供たちへの給食プロジェクトに寄付する。
(画像はプレスリリースより)
世界の食糧問題に取り組む日本発のプロジェクト
このキャンペーンで子供たちへの給食プロジェクトを進めるのは、NPO法人TABLE FOR TWO International。直訳すると「二人の食卓」となるこのNPOの活動は、先進国の健康問題と発展途上国の食糧問題を同時に改善しようというユニークなものだ。
(画像はTABLE FOR TWO International公式サイトより)
先進国で生活習慣病の予防につながるヘルシーなメニューを販売し、その代金の一部、およそ20円をアフリカなど発展途上国の子供たちの給食費用にあてる。給食があることで、子供たちは健康状態が改善されるだけではなく、学校をやめずに通い続けることができる。
BentOnの「BENTO」もTABLE FOR TWOも、どちらも日本生まれ。これら2つが国境をこえ、米国とアフリカの社会問題の解決にチャレンジしている。

NPO法人TABLE FOR TWO Internationalのプレスリリース
http://prtimes.jp/main/BentOn
http://www.bento-on.com/NPO法人TABLE FOR TWO International
http://jp.tablefor2.org/