行動規範に基づく行動
ユニクロの親会社となる株式会社ファーストリテイリング社は2006年からUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)とグローバルパートナーシップを組んでおり、今までにもバングラディシュをはじめ世界30か国に避難する難民に衣料支援を行ってきた。
悪化するシリアの内紛による難民は国内避難民で400万人、シリア周辺国へ逃れた人々も200万人を超え、今なお支援が必要とされる中、国連機関からの要請を受け「高い倫理観を持った地球市民として行動する」という行動規範に基づきファーストリテイリング社では100万米ドルの支援を決定した。
支援内容として
UNHCRを通じては100万米ドルを寄付することによりシェルター、水、食料など人命に関わるような緊急を要するものに活用される予定で、その他にもこれから冬に向かい気温が氷点下にまでなる地域に向けた寒さへの対策も必要とされる事から、3歳~18歳以下の子供達へヒートテックやウルトラライトダウンなどの防寒服と、ユニクロ、ジーユーの店舗で実施中の全商品リサイクル活動で回収している衣料の中から子ども服や防寒服を、優先的にシリア難民の子供達へ割り当てる。
なお、この支援に関しては
「政治的外交問題に関していかなる立場も取りません。本支援はシリア紛争で難民となった方々への人道支援です。」
とファーストリテイリング社では注意書きしている。

ファーストリテイリング社公式サイト
http://www.fastretailing.com/jp/csr/news/1309201300.htmlUNHCR JAPAN(国連難民高等弁務官事務所)公式サイト
http://www.unhcr.or.jp/html/2013/09/pr-130917uniqlo.html