
公益財団法人日本盲導犬協会は、盲導犬ユーザーの受け入れ拒否が後を絶たない実情を踏まえ、「オンライン盲導犬ユーザー受け入れ・接客セミナー」を、今年6月~2023年3月に6回開催する。各回に医療機関、小売店、宿泊施設の業種テーマを設定し、関係者なら誰でも無料で参加できる。
5月22日は「ほじょ犬の日」。今年は身体障害者補助犬法成立20周年
昨年の同セミナーには、累計603人の参加があった。日本では、身体障害者補助犬法により、盲導犬の受け入れが義務付けられているが、2002年5月22日の身体障害者補助犬法成立から20年が経った今もなお、全国各地で盲導犬同伴での入店や入場を断られる「受け入れ拒否」が頻発している。
「行きたい病院に行けない」「ペットとの違いを理解されない」など、盲導犬ユーザーからの切実な相談が度々寄せられている。一方で、受け入れ事業者側からも「衛生面の問題はないか」「どのような配慮が必要か」など不安の声が聞かれる。
本セミナーでは、障害者差別解消法にも掲げられている「障害の有無によって分け隔てられることのない社会」を目指し、不安なくユーザーを受け入れられるよう、事業者に対して情報を提供する。
■オンライン盲導犬ユーザー受け入れ・接客セミナー 詳細
1.日時
【宿泊施設向け】
・6月30日(木)14:00~15:00
・7月12日(火)14:00~15:00
【医療機関向け】
・10月1日(土)15:00~16:00
・2023年2月21日(火)19:00~20:00
【小売店向け】
・2023年1月23日(月)14:00~15:00
・2023年3月9日(木)14:00~15:00
2.内容
①盲導犬の受け入れについて
盲導犬の役割、身体障害者補助犬法に基づく犬の管理
②視覚障害者のサポートについて
様々な見え方の紹介、具体的なご案内方法の実演、
障害者差別解消法に基づいた対応
③質疑応答