避難者10万人発生
アフリカ南東部の国、モザンビークでは、先月12日から降り続いた豪雨によって、中南部の各地で深刻な洪水被害が発生した。
国連の発表によると、もっとも被害が大きかったのは、中央部にあるGaza州で、38人が死亡し、10万人が避難を余儀なくされている。橋、道路などのインフラも寸断されている状況だ。
また赤十字は、水位の上昇によって、モザンビーク中央部の低地に住む人29万人の生活に影響をおよぼしたと発表している。
日本からも支援決定
これを受けて、国連と国際NGOは大規模な支援キャンペーンに乗り出した。Charity News Xperedonによると、中心になっているのは、ユニセフ、WFP(国連世界食料計画)、赤十字や、ワールドビジョン、セーブ・ザ・チルドレンなどだ。
モザンビークでは、今、食料支援と同時に、シェルターの提供、医療支援を必要としている。
赤十字は、清潔な水が不足していることによって、コレラなどの病気が発生するのを警戒し、注意をよびかけている。物資がそろいしだいもっとも劣悪な状況におかれている15万人に、衛生用品を届ける予定だ。
また、日本の外務省も、先月末、国際協力機構(JICA)を通して、緊急援助物資(テント,浄水器及び蚊帳等)2,100万円相当を支援することを決定したとホームページ上で発表している。

Charity News Xperedon
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