反体制派と政府軍の激しい戦闘
内戦が続くシリアで、先週土曜日、反体制派と政府軍によるひときわ激しい衝突がアレッポで発生したと海外メディアが報じている。またイギリスを拠点に活動するNGO「シリア人権監視団」の報告によると、市民300名以上が巻き添えになった大規模な誘拐事件が発生したという。
image by FreedomHouseシーア派対スンニー派
シリア人権監視団が有する活動家及び医師らからなるネットワークを駆使して集められた情報によると、勃発したのはイスラム教のシーア派とスンニー派の対立による拉致事件であるといい、女性や子供が巻き込まれた事件としては内戦が始まって以来最大規模となったという。
シーア派の村が武装グループの標的となり40人以上の市民が誘拐されたことがことの発端となった。次いでその報復行為としてスンニー派の村の出身者ばかり70名以上が政府軍によって誘拐された。さらに他の地方でも政府軍によるスンニー派の誘拐事件が発生。
最終的に2日間で300名を超える市民が誘拐事件の被害者となってしまった。

AFP
http://www.afp.com/fr/シリア人権監視団
http://syriahr.com/en/