彼女の美しさのウラには…
EUは、動物実験をおこない開発した化粧品の流通、販売をEU全土で禁止することを決めた。この法案は来月、3月11日から施行される。
ECEAE(動物実験に反対するヨーロッパ連合)によると、これまでヨーロッパだけで年間1200万匹の動物が、実験に使われてきたという。
生活必需品ではない化粧品の開発のために、動物実験を行うことについては、1980年代から批判の声が出はじめ、EUでも1990年代から動物実験の是非について、議論がされるようになっていた。
EU加盟国のなかには、先んじて販売禁止に踏み切った国もある。EUとしても、2004年から段階的に、動物実験を禁止してきたが、全面禁止については、先送りされてきた。また、EU加盟国外の会社の製品については、輸入規制を設けておらず、法のぬけ穴を心配する声があがっていた。
EUに続きイスラエルでも
そこで去年、ECEAEは、世界じゅうの動物愛護団体とキャンペーン活動を展開し、ヨーロッパの国の議会に、動物実験を行った化粧品の販売、輸入を全面的に禁止することを求めて25万人の署名を提出した。それが今回の法案成立につながった。
動物愛護団体らは、これをはずみにして、世界的な禁止へと発展させていきたい考えだ。Charity News Xperedonによると、現在、イスラエルがEUに続いて、動物実験を行った化粧品の販売ならびに輸入を禁止することを計画しているという。

Charity News Xperedon
http://www.xperedon.com/news_2077ECEAE
http://www.eceae.org/