1週間で余震130回以上
2月5日、マグニチュード8の地震に襲われた、南太平洋のソロモン諸島。一般にはなじみの薄い国だけに、メディアで取り上げられる機会は少ないが、その後、現地の人々の生活はどうなっているのだろう。
震源に近いネンドー島の周辺では、600の住宅が破壊された。CHARITY NEWS XPEREDONに寄せられたソロモン諸島赤十字の発表によると、3239人が家を失ったという。また、2月6日に発生した1.5メートルの津波で、これまでに10人の死亡が確認された。
発生から1週間で130 回以上の余震が起きており、マグニチュード7以上の地震も2回発生している。
財政破たんした国をどう再建するか
現在、ユニセフ、ワールド・ビジョン、セーブ・ザ・チルドレン、オックスファームなど、緊急支援の経験が豊富な団体が現地入りしている。イギリス、オーストラリア、ニュージーランドのほか日本の団体も協力しているという。
今後も津波が発生するおそれがあるため、支援団体は、住民たちを高台に避難させている。現在、13のキャンプが設営されており、支援者たちは、食料、飲料水、水の浄化剤、防水シートといった、緊急支援物資の配布に奔走している。これまで2500人の人々に支援物資を届けたが、まだ物資は十分でないという。
しかし、今後の最大の問題は支援物資をどう運ぶかだ。東日本大震災のときと同じく、津波、地震の被害を受けた跡地は、道路網が寸断され、車がスムーズに走れる状態ではない。
ソロモン諸島は、もともと国家財政が破たん状況にあり、インフラを整備していくためには、世界各国からの支援が必要になるだろう、

CHARITY NEWS XPEREDON
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