パトリス・モツェペ氏
巨額の財をなした世界の富豪が存命中、あるいは死後に資産を何らかの慈善団体へ寄付するよう呼びかけるプロジェクト「Giving Pledge」にアフリカから初の参加者が誕生する。海外サイト「Le Point.fr」「Jeune Afrique」ほか複数サイトが報じている。
呼びかけに応じ自らの資産の半分を寄付することを決めたのは、南アフリカの資源大手「アフリカン・レインボー・ミネラルズ(ARM)」のパトリス・モツェペ会長だ。
image by Tax CreditsGiving Pledge
ARMは南アフリカに本社を置く鉱山会社で、プラチナをはじめ石炭、鉄鉱石、マンガンなどを扱う。米経済誌フォーブスの発表によると、パトリス・モツェペ氏の資産額は26億5千万ドルで、アフリカ内で8位であるという。
Giving Pledgeはビル・ゲイツ氏と著名投資家ウォーレン・バフェット氏により2010年に立ちあげられたプロジェクトであり、社会問題の解決のため資産家らに寄付を呼びかけている。
パトリス・モツェペ氏はアフリカ人初のGiving Pledge参加者になるということだ。

Le Point.fr
http://www.lepoint.fr/Giving Pledge
http://givingpledge.org/