自転車が世界を変える
アメリカの冒険家エリック・ラーセンが、南極で175マイル(約280キロ)の距離を自転車で走破するという、世界記録を打ち立てた。
エリック・ラーセンは、世界的に有名な冒険家のひとりで、2010年には1年のうちに、南極点、北極点、エベレスト山頂に到達するという偉業を成し遂げた。
しかし、なぜ今度は、自転車で南極を走ろうと考えたのか?
自転車をきっかけ、ツールとした社会貢献を考えているNPOの活動をアピールし、寄付集めに協力したいと考えたためだ。
道半ば…でも世界記録
Charity News Xperedonによると、ラーセンが今回協力したのは、アメリカの有名な自転車競技選手デイヴィス・フィニーが設立し、パーキンソン病の患者たちを支援しているデイヴィス・フィニー 財団と発展途上国のニーズにあわせた自転車の普及をめざしているワールドバイクなど。
ラーセンは、こうした団体への支援金をあげるとどうじに、自転車が二酸化炭素削減に貢献することのできる、環境によい乗り物であることもアピールした。
ラーセンは12月に南極への旅をはじめた当初、750マイル(約1200キロ)の距離を自転車で走破し、南極点に到達することをめざしていたが、雪のコンディションが悪く、道半ばで引き返さざるをえなくなった。それでも、記録は世界の最高。 彼が共感するNPOと自転車そのもののアピールにも一役買ったといっていいだろう。

Charity News Xperedon
http://www.xperedon.com/news_2005エリック・ラーセン
http://www.ericlarsenexplore.com/デイヴィス・フィニー財団
http://www.davisphinneyfoundation.org/ワールドバイク
http://worldbike.org/