東日本大震災の10倍以上
2010年のハイチ大地震から先週で3年が経過した。この大地震では東日本大震災を大幅に上回る30万人以上の死者を出し、100万人以上のホームレスを生み出した。
ハイチはもともと世界の最貧国のひとつといわれていた国。この国での復興支援活動は、まだまだ道半ばだ。
国際的なNGOプラン・インターナショナルは、震災後まもなく建物の6割が破壊されたJacmelに入り、ほかの団体と同様に緊急支援を行っていた。
世界から忘れられないように
子どもの教育支援をおもな活動としているプラン・インターナショナルは、3年間で314の教室を新設し、3万3000人以上の子どもたちが学校に戻れるように支援してきた。
また、南東部と北東部で1200人以上の女性に、マイクロファイナンス(貧困者向け小口金融)を活用したトレーニングを開いたほか、子どもの権利について啓蒙活動を行った。このプログラムは子どもの人身売買の防止にも効果を上げたと、同団体は評価している。
「復興までの道のりはまだまだ険しいけれど、私たちはここにいる。ハイチが忘れられてしまうことのないように世界に呼びかけ、復興再建のための支援を継続できるようにあらゆる努力をしたい」とプラン・インターナショナルは同団体のホームページでコメントしている。
今後は、子どもの出生登録の徹底、女子の就学、コレラなどの病気を防ぐための衛生教育などに力を注いでいく予定だ。

プラン・インターナショナル
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