何の罪も無い子供達が犠牲に
2011年に勃発したシリア騒乱がますます激化している。今月20日にも首都ダマスカス近郊におけるシリア政府軍と反体制派による激しい対立で一般市民にも死者がでており、中には子供も含まれるという。
先週も対立は激しく痛ましいことにたくさんの子供が騒乱の犠牲となっている。イギリスに本拠地を置くNGO「シリア人権監視団」が先週犠牲になったシリアの子供の人数と戦闘が繰り広げられた場所を詳細に報告している。
騒乱勃発当初からの子供の犠牲者は3500名
シリア人権監視団は反体制派の立場から情報を発信している団体だ。本国シリアをはじめ周辺諸国に医師、軍人などの多彩なネットワークを持ち詳細な情報提供を行っている。
同NGOの報告によれば、先週命を落とした子供は26名。首都ダマスカス近郊で12名。そのうち8名は6歳から14歳であった。倒壊した建物のがれきに埋まる血だらけの遺体の映像が残っているという。
次いで北部アレッポでは8名、Homsで2名、中央部Hamaで3名、北西部Idlebで1名の犠牲者を出したという。
シリア人権監視団の報告によれば、シリア騒乱勃発当初からの子供の犠牲者の数は3500名にも及ぶという。

シリア人権監視団
http://syriahr.com/en/