動物の亡がらを抱いて
海外サイト「7sur7」他複数のサイトは、アニマル・ライツ(動物の権利)を啓発するためにマドリードの広場で行われたデモの様子を報道している。
動物保護NGO「Egalité pour les animaux」(動物へ平等を)は、動物たちに向けられたむごたらしい扱いに抗議し、動物の権利を訴えるためスペインのマドリード、プエルタ・デル・ソル広場にてデモを行った。
数か国から集まったメンバーは皆そろいの黒Tシャツ姿で、それぞれの手には亡がらとなった猫、子豚、魚、鳥、リスなどが抱かれていた。その数100体ほどで、1時間のデモの最中、メンバー達は静かな抗議を行った。
image by || UggBoy♥UggGirl || PHOTO || WORLD || TRAVEL ||ゴミ箱から回収された亡がら
デモの中では一通の嘆願書が読み上げられた。それは12月10日の「世界人権デー」にちなんで動物の権利も尊重すべきであるという内容だった。
アニマル・ライツについてはさまざまな意見が存在することは事実である。しかし今回このNGOは人間の消費活動のために毎日数百万頭の動物が利用され、殺されている事実を世間に知らしめるためにこのようなデモを行ったようだ。
デモでメンバーが抱いていた動物の死骸は農場、と殺場、実験室のゴミ箱から回収されてきたものである。Egalité pour les animauxは「(農場では)積み重ねられるように飼育され、死んでしまうとゴミ箱に捨てられる。(実験用に)生かされている間は利用され、死んだらゴミにされてしまう」と述べている。
リンク先にはデモの様子の写真が数枚掲載されている。

7sur7
http://www.7sur7.be/