家を失い、命の危機にさらされる人びと
2010年1月12日に起こったハイチ地震は大きな爪痕を残すこととなった。多くの建物が倒壊し、死者もさることながら、一命はとりとめたが住む場所を完全に失ってしまった人の数も膨大である。
海外サイト「AngersInfo」は、ハイチ地震の被災者救済に尽力するフランス、アンジェ地方の企業「Technitoit」を紹介している。
ハイチ地震から3年が経とうとしている今でも、未だに住む家が無い人の数は120万人にものぼるという。多くの人はテントや路上で生活しており、マラリアが貧困層を直撃するなど衛生状態の悪化が深刻な社会問題になっている。
image by newbeatphoto家屋100棟を寄贈する大がかりなプロジェクト
Technitoitは2011年「すべての人に家と健康を」をスローガンに掲げたハイチ地震被災者の救済プロジェクトを立ちあげた。プロジェクトの目標は次の通り。
・住む場所を失った家族のために家屋100棟を寄贈
・電気と水へのアクセス
・健康管理の啓発活動
・マラリアの治療、予防キットを3万セット配布
Technitoitは年末までに初回の区画となる20棟分を寄贈する。それに付随して、ハイチの子供達におもちゃをプレゼントするプロジェクトも進行しているとのことだ。12月15日にはアンジェにてチャリティーコンサートも予定されている。

AngersInfo
http://www.my-angers.info/