1口300円の寄付で、A4のクリアファイル5枚を送付
子どもが虐待されている現状を伝え、多くの人に、その問題に関心を持ってもらい、虐待のない社会を築くことをめざす団体、児童虐待防止全国ネットワークでは、「オレンジリボン運動」の一環として、児童虐待防止への啓発商品の販売を行っている。
1口300円の寄付で、児童虐待防止のシンボルマーク、オレンジリボンがプリントされたA4サイズのクリアファイルが5枚送付される。送料は、寄付者が実費を負担する。
オレンジリボン運動の起源
2004年、栃木県小山市で3歳と4歳の兄弟が、父親の友人から日常的に、度重なる暴行を受けていた。近所の人が警察へ通報し、いったんは保護されたものの、諸機関の措置が不適切だった。その後、幼児2人は、再び暴行を受けたうえ、橋の上から川に投げ込まれて、幼い命を奪われた。この痛ましい事件の翌年、子どもの虐待防止をめざして、同市に団体名「カンガルーOYANA」が発足。民間非営利団体法人(NPO)「里親子支援のアン基金プロジェクト」と協力して「オレンジリボン運動」を全国的に広げている。
子どものために、あなたができること
①虐待と思われる事実を知ったときは、すぐに、児童相談所や市町村の担当窓口、福祉事務所へ通告する。
児童相談所共通ダイヤル 電話:0570-064-000②子育て中の親子とすれ違ったら、やさしいまなざしを送る。赤ちゃんにほほ笑みかけたり、困っている親子を見かけたら声をかける。
③子育てに悩んでいる人は、ひとりで抱え込まずに相談する。
全国子育て・虐待防止ホットライン
電話:0570-011-077 (10時~17時)④虐待で苦しんでいる子どもは、今すぐ、がまんしないで下記に電話して相談する。
チャイルドライン
電話:0120-99-7777 (無料/月曜~土曜/午後16時~21時)⑤虐待と思われる事実を知ったときには、児童相談所へすぐに通報する。
児童相談所共通ダイヤル 電話:0570-064-000⑥虐待を受けた子どもたちの自立を支援する輪に協力する。
⑦虐待を受けた子どもたちの親代わり(里親)になる。
NPO法人「里親子支援のアン基金プロジェクト」
連絡先(メール):ankikinp@royal.ocn.ne.jp多くの文化人からも応援のメッセージ
オレンジリボン運動の公式サイトでは、俳優のつるの剛士さんや杉浦太陽さん、読売巨人軍監督の原辰徳さんをはじめ、たくさんの著名人から応援のメッセージが届いている。

オレンジリボン運動
http://www.orangeribbon.jp/about/orange/サポートグッズ販売サイト
http://www.orangeribbon.jp/goods/supporter/goods/