スポーツによって救われ
今月下旬、アフガニスタンで両足を失ったアメリカの退役軍人が、アメリカ大陸の最高峰アコンカグアに登る。
Xperedon charity newsによると挑戦するのは、ネイル・ダンカンさん、29歳。7年前、アフガニスタンで両足を負傷し、切断した。失意の底にいたダンカンさんだったが、その後、Disabled Sports USAが開いている障がい者スポーツのプログラムに参加し、あらゆる種類のスポーツが、心身の回復を助けていることに気づいた。
また、ほかの退役軍人の支援団体も、新しい人生のスタートを支援してくれた。現在、ダンカンさんはデンバー大学に通っている。
自分を超えてほしい
ダンカンさんが頂上をめざすアコンカグアは、アルゼンチンとチリの国境沿いに広がるアンデス山脈の山の一つで標高6962メートル。ダンカンさんは、この山を制することで、多くのアメリカ人に、退役軍人たちの存在に目を向けてもらいたいという。そして、Disabled Sports USAへの寄付にもつなげたい考えだ。
2010年にも、体の一部を切断したアメリカの傷痍軍人のチームは、アフリカの最高峰、キリマンジャロの頂上に到達している。
今回のダンカンさんのチャレンジはそれに続くものだ。ダンカンさんは「自分がアコンカグアに到達することで、同じように傷ついた退役軍人たちに目標を高く持ってもらい、自分自身を克服してほしい」という。

Disabled Sports USA
http://dsusa.org/Xperedon charity news
http://www.xperedon.com/news_1899