ナイジェリア史上、最悪の洪水
ナイジェリア連邦共和国において7月から発生している洪水は、300人を超える死者、約770万人の被災者、約62万棟の被災家屋という甚大な被害となっている。
同国政府からの緊急援助物資の支援要請を受けて、国際協力機構JICAは緊急援助物資を輸送することを決めたと、11月19日と20日の両日、ナイジェリアの新聞「LEADERSHIP」で報じられている。
防災訓練サポートも必要
援助物資供与の内容は、テント200張、毛布7,000枚、浄水器50台で、輸送費を含み約5,200万円相当となる。また「自然災害管理に経験の乏しいナイジェリアに技術面でのサポートも必要」と、JICAはコメントしている。
2011年の東日本大震災に対してナイジェリア政府が日本に援助の手を差し伸べてくれたように、日本からの救援物資もナイジェリアの人々の生活、公衆衛生及び福祉の保護を確保するため、被災者に迅速に行き届くことを期待したい。

LEADERSHIP 11/19(英文)
http://www.leadership.ng/nga/articles/40489LEADERSHIP 11/20(英文)
http://www.leadership.ng/nga/articles/40531JICA「ナイジェリアにおける洪水被害に対する国際緊急援助」
http://www.jica.go.jp/information/jdrt/2012