内戦は終わったけれど
Xperedon charity newsによると、国際NGOらは今、世界の最貧国、ブルンジのために食糧確保と医療支援の継続を訴えているという。
ブルンジでは、隣国のルワンドと同様、フツ族とツチ族という部族間の対立のもつれから、長年にわたり内戦が続いていた。混乱を避けた人々は、隣国タンザニアに脱出し、難民となった。しかし、2008年に平和協定が結ばれたことを機に、祖国へ帰る帰還難民が増えている。
多くの難民が次々に国に帰ってくることで、国際NGOらは経済のひっ迫、社会の治安悪化を懸念している。
国際赤十字によると、毎日、子どもも含めておよそ1000人の難民が、タンザニアの難民キャンプからブルンジに向かっており、その経由地にある難民キャンプは、帰還難民たちであふれかえっているという。
妊産婦を救え!
「混乱を避けるためには、私たちの手助けが必要です。また国に帰れれば、すべて解決するというものでもありません。新しい環境に適応していけるようにサポートする必要があります」と、国際赤十字のスタッフはいう。
ある国際NGOでは、妊婦の保健を課題としている。内戦の間、適切なヘルスケアが行われなかったブルンジでは、世界で5番目に妊産婦死亡率が高い。
しかし、今後、緊急時に助産師を派遣することができれば、死亡率を大幅に下げることができるはずだという。
新しいブルンジをつくるため、各NGOや国連機関は、適切な食糧、医療支援を行うとともに、人権啓発キャンペーンなども展開していくことを予定している。

Xperedon charity news
http://www.xperedon.com/news_1909