世界で3人に1人は野〇!?
昨日11月19日は、世界トイレデーだったということをご存じだろうか?
プラン・インターナショナルによると、じつに世界で3人に1人が、安全で私的、衛生的なトイレに行くことができないでいるという。
不衛生な環境は、さまざまな病気をもたらす。毎年70万人の子ども、1日あたり2000人の子どもが、ひどい下痢を起こして亡くなっている。
国連ミレニアム開発目標では、2015年までの水洗トイレの普及をめざしているが、普及率はいまだ目標地の50%以下だ。その原因は資金不足よりも、適切なアドバイスをできる専門家の不足が障壁となっているという。
水洗トイレはもう古い!?
現在、先進国で使われている水洗トイレは、一度の洗浄におよそ一日の飲料水の10倍の水を使うという。しかし、これでは水道が通っていない地域での普及は現実的でない。
今年、ビル&メリンダゲイツ財団は「新しいトイレコンテスト」を開催。優勝者のカリフォルニア工科大学が開発したトイレは、太陽エネルギーを利用して水素と電力を発生させ、排せつ物を処理するというものだった。
ゲイツ氏は、「新しいトイレの開発は子どもの命を守り、人々の生活を改善するうえで不可欠なものだ」と語る。
また、トイレの不備は女子の機会を妨げているともいえる。学校にトイレがない、または安全でない、衛生的でないことから、女子が学校に行くのをためらうケースもある。とくに、生理が始まった思春期の女の子にとっては大きな問題だ。 女子が人目につかない屋外や、鍵のかからないトイレに用を足しにいくときに、レイプされるケースもある。
たかがトイレ、されどトイレ。この機会にぜひ、トイレについて考えてみよう。

プラン・インターナショナル
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