これは私の人生ではない、と思うかもしれない
奴隷制度や人身売買・人身取引という言葉を聞いて、日本とは程遠い国で起きている話、と思う人も多いかもしれないが、実際日本やアメリカなど豊かな国は人身取引の最終目的地であり、性的目的の人身取引は日本にも存在し、現在進行形の社会問題である。
その撲滅運動を推進するNGO「ポラリスプロジェクトジャパン」は、11月24日に映画『Not My Life』のチャリティ上映会をおこなう。4年間にわたって世界5大陸の奴隷制、人身取引を捉えたドキュメンタリー映画を通して、今この世界で起こっている人身売買の現実を知ることから始めたい。
子どもを商売道具にする国々
ゴミ集積所や漁師として不衛生かつ危険な環境で長時間働かせられる子どもたち、人殺しを強要される子ども兵士、強制売春を強いられるごく一般の少女たち。このような境遇の人々が発展途上国で2700万人いると言われる。
暴力や脅しによって強制的に労働や売春を強いられ続けたなら、「Not My Life、これは私の人生であるはずがない」と思いたくなるだろう。『Not My Life』自分とは関係のない人生、と思うのではなく、人身取引被害者の目線から世界の問題を見つめなおしたい。
映画上映の定員は25名、参加費は資料・ドリンク含む2,000円で、そのうち500円がポラリスプロジェクトへの寄付になる。ウェブサイトから申し込みを受付中。

ポラリスプロジェクトジャパン
http://www.polarisproject.jp/news