被災地の林業と美しい海岸を再生
デスクやチェアなどオフィス家具や建具を製造販売するイトーキは、合板製造企業である西北プライウッドと連携して被災樹木を再生加工する復興合板家具を評価され、「リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」にて内閣総理大臣賞を受賞した。
イトーキは11月1日から「Econifa+RE(エコニファ アールイー)~みどりの復興支援プロジェクト~」を開始する。被災樹木をテーブルやスツールに再生加工し、販売した収益の一部を国土緑化推進機構の復興アクション『森のチカラで、 日本を元気に。』の募金とする。
再利用することでガレキ処理にも貢献
津波による被害を受けた東北地方沿岸部の防風林・防潮林は、立ち枯れ倒木の危険があるため現在復興に向けて伐採が進んでいる。その量は仙台湾周辺だけでおよそ1,750haにのぼり、その処理が問題になっている。この被災木材を再利用することは、ガレキとしての処理低減にもつながっている。
木材による循環型社会の実現を目指す「エコニファ アールイープロジェクト」によって、多くの被災樹木が家具となって再生し、被災地の木材産業と林業、そして東日本の美しい海岸線がいち早く復活することを願う。

イトーキ「Econifa+RE(エコニファ アールイー)」
http://www.itoki.jp/company/press/2012/121030