福島県の除染活動停滞の理由は
7日、福島第一原発事故後進められていた福島県内のボランティア参加型による除染活動が停滞していると河北新報が報じた。
河北新報の報道によると、焼却施設の能力不足や仮置き場の確保が困難な状況から、除染のために出るごみの処分が滞っているのが原因とのこと。
除染活動は最終的な行き場が詰まっている状態で活動全体が進まず、行政によるボランティア受け入れ業務も中断せざるを得ない状況に陥っているという。
ボランティア受付も中断せざるを得ない事態
昨年7月より、県内で先駆けて除染活動をはじめたのが福島市と伊達市。福島市では、延べ1619人のボランティアの協力によって12回、伊達市では述べ579人の協力で7回、公園などの除染活動をおこなった。
しかし、福島市では、震災後の家屋の片付けなどで一般ごみが増加した。市のごみ焼却施設は限界となり、除染ごみの焼却まで手が回らない状態となった。
伊達市でも、除染ごみの仮置き場や焼却処理先の確保が困難となっており、両市で除染ごみが行き場をなくした状態となっている。

河北新報
http://www.kahoku.co.jp/福島県除染対策課
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/