回復の兆し、徐々に…
11月5日付けのロイター通信社の記事によると、アメリカ東海岸を襲った巨大ハリケーン「サンディ」の影響で中止されたニューヨークシティー・マラソンに参加する予定だったランナーらが、ニューヨーク市内各地で被災者支援に奔走した。
113人の死傷者を出した「サンディ」の上陸から1週間、いまだ190万世帯が停電に見舞われており、ニューヨーク市だけでも3~4万人が避難所を必要としている。
ニューヨークにゆかりあるアーティスト集結
レースには約4万人の参加者が見込まれていたが、開催2日前に中止が決まり、レース開催日だった4日にマラソンランナーを含む1,000人以上が被災地に食料などの救援物資を届けたり、レースのゴール地点になっていたマンハッタンのセントラルパークにも大勢のランナーが集まり、被災者支援の募金活動などを行った。
また被災者救済を目的にNBCが2日放送したチャリティーコンサートでは、ビリー・ジョエルらアーティストの呼びかけに一晩で総額2,300万ドル(約18億円)の義援金が集まった。電話やインターネットを通じた個人からの募金としては記録的な金額となった。

ロイター(英文)「NYマラソン参加者、被災者の支援に奔走」
http://www.reuters.com/article/2012/11/05/ロイター(英文)「B・ジョエルら呼びかけに義援金18億円」
http://www.reuters.com/article/2012/11/05/