誰かこのミニーにチーズバーガーを!
10月22日付のニューヨークデイリーニュースは、アメリカの高級百貨店チェーンである「BARNEYS NEWYORK(バーニーズニューヨーク)」が、ホリデーシーズンの広告キャンペーンにやせすぎのミニーマウスやデイジーダックなどのディズニーキャラクターを登場させることで苦情が殺到している、と報じた。
11月14日から始まる予定の「エレクトリックホリデー」と銘打たれたキャンペーンでは、ミニーマウスが高級ブランド「ランバン」のミニドレスをまとっているが、その体型は通常の愛らしい3頭身ではなく、手足が異常に長く極細でスーパーモデル並みの8頭身に変身している。
摂食障害を助長する恐れあり?
健康や人権などに関するオンライン署名プラットフォームの「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」は、「ミニーマウスの体形に高級ブランドのドレスが合わなければ、ドレスではなく体形を徹底的に変えるべきというメッセージは、女の子たちによくない影響を与える」とコメント。
やせすぎのミニーをキャンペーン広告に使わないよう求め、その意見には13万5,000以上の人々が賛同しており、著名な女優やモデル、そのほか複数の団体もスレンダー過ぎるミニーのビジュアルに猛烈に反発している。
これらの抗議に対して、バーニーズとディズニーは共同で「このやせたミニーは同キャンペーンのために作った3分間の動画の、通常のミニーが自身がランウェイを歩く姿を夢見るシーンで出てくるもの。その後彼女は、自分が同じデザイナーズドレスを着ていることに気付き幸せな気持ちになる…というストーリーで、彼らはこういった情報を無視している」との声明を出している。

ニューヨークデイリーニュース(英文)
http://www.nydailynews.com/entertainment/change.org
http://www.change.org/BARNEYS NEWYORK
http://thewindow.barneys.com/electric-holiday