自宅の改装費用が足りず?
15日、イギリスで、ホームレス支援団体の元代表の女性が36万1000ポンド(約4600万円)を自身の家の改装や私的な旅費に使いこんでいた疑いで、有罪判決が下された。
mail onlineによると、有罪が確定したのは、サマンタ・ワイルディング46歳。3人の子どもの母親だ。
検察官によると、ワイルディングは2001年からホームレス支援団体Way Ahead Housingのディレクターに就任、財務と人事管理を担当。団体の通帳、クレジットカードを管理できる立場にあった。
証言によると、ワイルディングは2005年に自宅を改装した際、2万5000ポンドの予定だった工事費用が、4万5000ポンドにふくらみ、一時的に借りるつもりで、団体の資金を使ったという。
慈善団体の信用失墜に
しかし、その後も昨年までの間に、数回に渡って、団体のクレジットカードを使い、私的な旅行の費用などを払っていたことがあきらかになっている。
ワイルディングは一連の不正が組織内で発覚したことを受け、昨年辞職を申し出たが、被害総額は膨大な額にふくらんでいた。
検察官は、長期にわたる不正行為は慈善団体の信用を著しく損ない今後の支援の滞りにもつながると厳しく追及。裁判官も悪質な行為と判断し、ワイルディング被告に懲役2年の判決を下した。
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