医療の地域格差をなくすために
ピンクリボン月間の今月、アメリカのNorthern Great Plains 乳がんプログラムに数百万ドルが寄付されたとKDLT NEWSが報じた。
このプログラムは、ノース・ダコタとワイオミングの二つのがんセンターで行われているもので、地方の女性がよりよいがん治療を受けられるように支援することを目的としている。
この寄付は、Harry B. Helmsley Charitable Trustらによるものだ。同団体は、2009年から1億4900万ドル以上を地方に暮らす人々の医療支援のために寄付してきた経緯があるが、今回新たに350万ドルの補助金の支援を決めた。
女性たちからも期待の声
これらの資金は、乳がん患者の遺伝子検査に使われる。「これによって私たちは、乳がんの発症につながる遺伝子を持っている女性を見つけて、早期の段階で特別な治療法を確立することができる」とAvera Health’s Avera Cancer Instituteのアーミー医師は語る。
このプログラムに登録されている乳がんを克服した患者の一人、ナンシー・オルソンさんは、この寄付によって、乳がん治療がより身近なものになるはずだと期待している。
「この地方では、治療を受けるために遠くの病院まで行かなければなりませんでした。でも、これからは同じレベルの治療を地域のなかで受けることができるようになるでしょう。とてもうれしいことです」。

KDLT NEWS
http://www.kdlt.com/Avera Health’s Avera Cancer Institute
http://www.avera.org/cancer-institute/